ハードコーティングされているDVDをディスク研磨しない理由

HC表記のDVDをディスク研磨しない理由についてお伝えします。
その前にまずHC(以下:ハードコーティング)について勉強してみましょう。

まずはハードコーティングとはどういう物か?

DVDで子供向けやレンタル商品は乱暴に扱われる事が多くキズで見られなくなる事がよくあるそうです。

そういったディスクにキズをつけない為にと開発されたのがハードコーティングなのです。

普通のDVDと違う場所はディスクの表面に皮膜が被せてあるぐらいです。

この皮膜がキズからディスクを守ってくれる働きをしています。

見た目は通常のDVDと同じになっていますがレーベル面に”HC”と書かれているだけなので気付かない方が多数だと思います。

それでは本題のハードコーティングされているDVDをディスク研磨しない理由について

※ハードコーティング仕様のDVDは保護層が少ない

ハードコーティングに関わらずディスクの厚さは変わりません。

ディスクを再生する機械が一緒なので当然ですよね。

厚さが一緒ならどの部分が減って皮膜分の厚さを確保したのでしょうか?

この部分が保護層なんです。

保護層はデータを守る為にある余白のような働きをしています。

キズがついた場合にディスク研磨で削っているのはこの保護層なんですね。

つまり研磨できる保護層が少ないのでディスク研磨が可能な領域も少なくなっています。

ハードコーティングが邪魔して研磨が難しい

ディスクにつくキズから守る為のコーティングでディスク研磨が上手く作動しないケースがあります。

ディスク研磨は回転させながらディスクの表面を削っていくわけですが中心部分が削れやすく外側の部分が削りにくい性質を持っています。

またコーティングによってキズがつきにくい(削れにくい)状態になっています。

このコーティングと外側の削れにくい部分が重なり思うようにディスク研磨が出来ないといった状況になっています。

ディスク研磨によってキズは見えなくなっているが再生が出来ないなどの被害が多く発生しているようです。

これらの問題点を考えた時にディスク研磨は出来る物の求められる水準に達していないと判断した為、当社ではハードコーティング仕様のDVDのディスク研磨作業はおこなわない事になりました。